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『けものみち』最終話

2009/08/26(Wed) 03:48
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ最終話ドキドキ

久恒とともに生まれ故郷の富山・伏木へと逃れた民子の前に、小滝が現れた。
小滝は民子を抱き寄せると、一緒に帰ろうと優しく囁く。
病院に戻った民子は、久恒が末期のがんに冒されていることを知り、複雑な思いを抱く。
民子が病室で久恒と言葉を交わしていると、小滝が入ってきた。
改めて自分について来いという小滝と、必死で民子を止める久恒。
病室を出た小滝に続いて外に出た民子は、小滝に「もうあなたの役には立てない」と別れを告げる。
病室に戻った民子の手を握り、「ここで生きていけよ」と声を振り絞る久恒。
そこに、民子から連絡を受けた薫と太郎がやってきた。
久恒との再会を喜ぶ太郎と、突然深刻な病状を知らされ、泣き崩れる薫。
一方、病室を出た民子は、久しぶりに再会した町医者の優しい言葉に胸を詰まらせつつ、鬼頭から託された短刀を手に決意を新たにするのだった。
数日後、芳仙閣・白妙の間に小滝と間宮の姿があった。
間宮によると、特捜部は鬼頭が築き上げた日本の裏側で暗躍する人脈、いわば黒いネットワークのすべてがつまったデータを探しているが、とうとう見つからなかったという。
実はそのひとつを小滝はすでに手に入れていた。
だが、それはふたつ揃ってこそ意味をなす。
しかしその素振りを全く見せない小滝に間宮は意味深な言葉を投げる。
マスカレードの取締役会で民子が解任され、元秘書の光恵が新社長に就任した。
スタッフや顧客から拍手を浴びる光恵の前に、なんと民子が姿を現す。
勝ち誇る光恵に民子は、実は民子の解任劇は自作自演で、改めて召集された取締役会で民子が社長に再就任したと言い放つ。
証書を突きつけられた光恵は出て行かざるを得ず……。
さらに、小滝に今後の身の振り方を相談した光恵だったが、小滝はばっさりと光恵を切り捨てるのだった。
鬼頭の死をきっかけに、民子の夫・寛次が焼死した放火事件の再捜査が開始される。
ここぞとばかりに、民子が犯人と声高に訴える奈々美だったが、誤認逮捕のミスに焦る警察により、逆に久恒が残した捜査資料を逆手に取られ、奈々美は犯人と決め付けられてしまう。
初音から、小滝らが鬼頭の残したチップを探していると聞いた民子は、鬼頭からもらった短刀を手に、今は朽ち果てた鬼頭邸へと向かった。
そして、誰もいないはずの鬼頭の寝室に入った民子の目の前に、小滝が再び姿を現す。
最初は鬼頭からすべてを吸い取るための道具として民子を選んだ。
しかし、誤算が生じ、気づいたときには民子を好きになっていたと言う小滝。
その言葉に、民子は小滝に心を許したのか、ふたりは激しく抱き合う……。
一方、民子のことが気になる久恒は、薫の制止を振り切り、鬼頭邸へと向かう。
すでに歩くのもままならない久恒は、気力と体力を振り絞り、やっと鬼頭邸の玄関に辿り着くが、そこで力尽きて座り込んでしまう。
小滝との情事を終えた民子が風呂に入っていると、そこに黒谷が入ってきた。
驚く民子を挑発しながら油をまき始める黒谷。
火を放ち、逃げ出そうとした黒谷だったが、木戸が開かない。
慌てる黒谷だったが、時すでに遅し。
すべては小滝の罠だったのだ。
火の勢いが増す中、必死で火をよけようとする民子をマジックミラー越しに眺めながら冷笑を浮かべる小滝。
その手には鬼頭の短刀が握られていた。
ちょうどそのとき、鬼頭邸の表に、久恒から連絡を受けた警官や佐久間が到着。
久恒は最期の力を振り絞り、中に民子がいることを告げる。
佐久間がその場所に戻ったとき、久恒はすでに動かなくなっていた……。
そして数日後、とある廃墟 ――
民子から奪った鬼頭の短刀を壊し、チップを取り出す小滝。
ふたつ揃ったチップを手にし、満足げな表情の小滝の前に、民子が現れる。
「それ、偽物かもしれませんよ」
だが小滝は民子の問いには答えずに歩き出す。
すでにふたつのチップを手にした小滝に、民子はもう必要のない人間となったのだ。
小滝が姿を消した後、バッグからもうひとつのチップを取り出し、短刀へと戻す民子。
そして短刀を手に歩き出す。
「けものみちにはけものみちの歩き方がある。ただし、一度そこに足を踏み入れたものは、二度と抜け出すことはできない……」

『けものみち』第8話

2009/08/25(Tue) 07:12
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第8話ドキドキ

鬼頭が小滝を殺せと秦野に命令するのを聞き、小滝の身を案じる民子。
それを聞いた久恒は、小滝章二郎とは偽名で、本当は大阪地検特捜部で政財界の汚職事件を担当していた桐沢柊次という男であることを告げる。
ショックで声も出ない民子に、久恒は「あんたのことは守ってやる。大事な金づるだからな」と言い放つ。
同じ頃、その小滝は、秦野に改めて「自分を選ぶのか、鬼頭を選ぶのか」と迫っていた。
秦野は鬼頭との絆がいかに強いものか激昂しながら語るも、その実は今後どちらにつくべきか鬼頭と小滝の間で揺れ動いていた。
そんな秦野の心をすべて見通したかのように余裕を見せる小滝。
鬼頭が一番大事にしているものを手放して欲しいという小滝に、秦野は「何のことだか」ととぼけ、そのまま立ち去ってしまう。
一方、目に見えて衰えていく鬼頭は、秦野に遺言書を作らせると、すべての財産を民子の名義に書き換えろと命令。
そして秦野にはあるものを託す。
それはどうやら民子が手にする全財産よりも価値のあるものらしい。
上海時代を懐かしむ鬼頭の姿に、秦野も思わず涙を浮かべるが……。
そんななか、『芳仙閣』の女将・初音が『マスカレード』に二千万円を手にやってきた。
いつか借りた五百万の返済と、残りの金でジュエリーを見繕って欲しいというのだ。
その直後、民子の秘書・光恵が突然退職を申し出る。
退職後の仕事については、はっきりとは明かさず、なにやら挑戦的な笑みを浮かべて民子の前を去っていく光恵。
その足で乗り込んだ車には、なぜか奈々美の姿があった。
小滝から民子のもとへ電話が入った。
命を狙われているので身を隠すという。
民子のことが心配だが、手を貸すことができないという小滝の優しい言葉に、自分の想いを告げたい民子だが、どうしても口にできず、強がりを言ってしまう。
一方、電話を切った小滝が向かった車には、光恵と奈々美が乗っていた。
秦野から鬼頭の財産すべてを引き継ぐ処理が終わったことを告げられた民子は、その名義をすべて『マスカレード』に変える。
例え自分が死んでも会社だけは守りたいという思いからだった。
ある日、久しぶりに起き上がった鬼頭は、縁側で民子と佇んでいた。
死を悟ったからなのか、突然嗚咽し始め、心の孤独を吐露する鬼頭。
そして、「いざというときはこれを使え」と民子の手に自分の懐にあった短刀を握らせる。
「民子は民子にしかできぬことをしろ」そう言うと、鬼頭は民子を部屋から出した。
その夜、美代子から芳仙閣が倒産の危機を迎えていることを聞いた民子は、芳仙閣を訪ね、初音に芳仙閣を買い取らせて欲しいと願い出る。
初めは憎まれ口をきいていた民子だったが、苦しかった時代を支えてくれた芳仙閣をこのまま残したいと本音を吐露。
「私が、最期に“人”でいられた場所だった」と、頭を下げる民子に言葉もない初音。
そのとき、民子のもとに鬼頭死すとの連絡が入る。
鬼頭邸に戻った民子に、死に水は民子の役目だと思ったという秦野。
神妙な面持ちの秦野だったが、部屋を出てひとりになった途端、鬼頭から託されたものを手に、怪しい笑いを浮かべて……。
翌日、鬼頭邸では通夜が行われる。
続々と現れる弔問客を、凛とした佇まいでかつての米子のように仕切る民子。
そこには久恒の姿もあった。
一方の秦野はなにやら不安げな様子だ。
そして警備の男から不審人物が屋敷に入ったらしいことを聞くと、裏庭から逃げ出していく。
だが、その途中、黒谷によって秦野は殺されてしまった。
黒谷は絶命した秦野の胸元から、秦野が鬼頭に託したケースを取り出す。
その直後、東京地検特捜部が鬼頭邸に入った。
その様子を電話で小滝に報告する光恵。
そして久恒は呆然とする民子の手を取り、屋敷から逃げ出す。
久恒から地検に情報を流したのは小滝だと言われた民子は動揺を隠せない。
その小滝は黒谷から秦野の胸元から取り出したケースを渡される。
だが、それは小滝が望んでいたのに十分なものではなかった。
鬼頭邸と同じく、マスカレードのオフィスやショップでも地検の捜索は行われ、逃げ場がなくなってしまったふたりは、民子の故郷・富山県の伏木へと向かう。
富山湾の向こうを立ち塞ぐような冠雪の立山連峰が見える雪景色の雨晴海岸は、久恒が想像していた通りの景色だった……。
とそのとき、久恒が突然咳き込み、吐血してしまう。
近くの診療所へと運ばれた久恒が検査をしている間、外に出ようと診療所を出た民子の前に、なんと小滝が姿を現した……。

『けものみち』第7話

2009/08/24(Mon) 02:23
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第7話ドキドキ

鬼頭が食事中に突然嘔吐した。
医師によると、食事に毒物が混入していた可能性があるという。
食事を用意したのは米子だったが、食べさせたのは民子。
秦野は鬼頭の命に別状がないことを確認すると、民子と米子を呼び寄せ、思わせぶりに注意を与える。
「あなたがたどちらかが、嘘をついている…」。
だが、しばらくして意識が戻った鬼頭は、秦野に「お前は動くな」と言い放つ。
翌日から鬼頭家には見舞い客が大勢やってくる。
その中には密かに民子を支援する国会議員・間宮の姿もあった。
なんと芳仙閣で働いていた美代子も一緒だ。
美代子は民子に向かって挑発的な笑顔を見せる。
鬼頭に毒を盛ったのは民子の仕業と疑う秦野は、民子を連れてきた小滝を責める。
だが、小滝は黙って秦野の言葉を聞いているだけだ。
そんななか、ついに久恒が警察に辞表を提出した。
このまま刑事をやっていても鬼頭を追い詰めることはできない。
肺がんに冒され、余命いくばくもないことを悟った久恒の最後の決断だった。
警察を去った久恒は、これまで調べ上げた鬼頭の情報を出版社に持ち込む。
自分が毒を盛ったのではない。
ということは……。
なぜあんなことをしたのかと理由を尋ねる民子に、米子は以前民子からもらったイヤリングを返すと、「けものみち、一度そこに入った者は決して抜け出せない」と謎めいた言葉をつぶやく。
その直後、鬼頭に、風呂場の裏にある薄暗い場所へと連れて行かれた民子。
マジックミラーになっている窓から中をのぞくと、黒谷と米子がいる。
「抱いて」と言う米子をためらうように抱きしめた黒谷は、突然小刀を取り出す。
それは米子を犯人と知った鬼頭の命令だった。
「やめて! やめさせて!」民子の叫びもむなしく、米子は自ら小刀に体を押し付け、美しい笑みを浮かべながら崩れ落ちていった……。
その夜、米子の遺体は黒谷によってどこかに運ばれていった。
オフィスへと戻った民子は、米子の最後の姿と彼女が遺した言葉を思い出し、自分は米子のような生き方はしないと決意を新たにする。
光恵から奈々美が顧客データを持ち出していると報告を受けた民子は、ついに奈々美を解雇。
店を飛び出していく奈々美に民子は、「あなたがいなかったら、もっと前に私はあの人(寛次)と死んでいた」と言葉をかける。
米子が毒を盛った事件以降、鬼頭はますます民子にのめりこむようになった。
そんな民子に危機感を覚える秦野に、小滝は意外な質問を投げかける。
「はっきり態度を決めていただかないと。麻布か、私か……」
数日後、民子は間宮に呼び出される。
「鬼頭には死相がでている」と言う間宮。
「近いですよ。闇の世界の世代交代も。その上であなたはいま、とても都合のいいポジションにいる」と言われた民子は、何かが動き出していることを感じ取る。
一方、自分が提供した情報が週刊誌に載っていないことを知った久恒は、再び編集部へと向かった。
なぜ記事にしないのかと詰め寄る久恒に、編集長は「他に行っても同じことだ」と答え、以前鬼頭に関する取材を行っていた記者が、「キリサワシュウジ」という男を追っていたことを話し出す。
しかも、その記者は行方不明になっているらしい。
彼が残したノートを受け取った久恒は、そこに挟まれていた写真を見て愕然とする。
なんと、そこに写っていたのは紛れもない小滝の姿だった……!
ノートを読み終えた久恒は、出版社にもらった百万円と離婚届を薫に差し出し、「なるべく早くここから出て行け、行き先は誰にも教えるな」と告げる。
驚く薫に「目もくらむような大金作ってきてやる」と言い残し、部屋を後にする久恒。
一方、日に日に弱っていく鬼頭が、自分の財産はすべて民子にやると言い出した。
戸惑う秦野に遺言書を作るように指示し、小滝を殺すようにと言い放つ鬼頭。
同じ頃、『芳仙閣』には小滝と談笑する間宮の姿が。
ふたりは旧知の仲だったのだ。
その夜、鬼頭邸を出ようとしていた秦野に、小滝から電話が入る。
「答えを出していただけましたか?」という小滝に「これから会おう」と答える秦野。
鬼頭の言葉に小滝が心配になった民子は、鬼頭邸を出た足で『ニュー・ローヤル・ホテル』へと向かう。
だが、小滝がいるはずの総支配人室はもぬけの殻になっていた。
しかも、そこにはなぜか久恒の姿が。
「小滝はホテルを辞めた」という久恒の言葉に、民子は……。

『けものみち』第6話

2009/08/23(Sun) 02:07
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第6話ドキドキ

鬼頭から日本刀を喉元に突きつけられ、民子との関係を説明するよう迫られた小滝は、目をそらすことなく、「これは、私の女です」と言い切ってしまう。
鬼頭はそんな小滝から日本刀を離すと、今度は民子に刀を握らせた。
「私か、この男か、お前か、そのうちのひとつの命を、ここで断ち切れ」
選択を迫られ、戸惑う民子の目の前で、民子の体に惚れたと言い放つ小滝。
だが、心の相性を問われた小滝は、自分は目に見えないものは信じないと答える。
鬼頭に再び決断を迫られた民子は思わず襖に刀を突き刺し、部屋を出て行くのだった。
ホテルに戻った小滝を民子が待っていた。
自分を抱いてもいないのに体に惚れたなんてと責める民子に、小滝は「あれはあの場を逃れるための嘘、ああでも言わなければふたりとも殺されていた」と言い放ち、民子の会社の取締役からおろしてもらうと言い出す。
社会的に信用性の高い『ニュー・ローヤル・ホテル』の看板を持つ小滝に降りられては世界的なファッションブランド『ベルコッティ』との提携もできなくなってしまう。
「怖くなったのね、鬼頭が」と責める民子に、弱々しい表情を見せる小滝。
だが、民子が部屋を出た後、小滝は冷たい笑みを浮かべる。
そんななか、ついに久恒が動いた。
これまでの捜査の結果と自らの推理を主任の篠田にぶつけると、民子の事件をきっかけに鬼頭洪太の犯罪に行き着く、とぶち上げる。
一方、小滝の後ろ盾を失った民子は、間宮に改めて相談。
結局、小滝をもう一度説得するか、ジュエリー業界で名のある人間に間に立ってもらうか、どちらかしかない、ということになる。
追い詰められた民子は悔しさを抑えつつ、かつて顧客たちの前で侮辱した紗和子を訪ねる。
以前とはまったく違う気弱な民子を勝ち誇ったように見返す紗和子。
『ベルコッティ』とは懇意にしているという紗和子に言われるがまま、土下座する民子。
紗和子はそんな民子を見下ろしながら、ベルコッティとは先日ケンカ別れしたため、役に立てないと冷たく言い放つ。
行き場を失った民子は小滝に電話をかけるが、携帯は繋がらず、総支配人室でも留守だと言われてしまう。
だが、総支配人室でその電話を受け取っていたのは、民子の秘書・光恵だった……。
翌日、間宮に呼び出された民子は、『ベルコッティ』との資本提携を提案される。
だが、そのためには商社の協力が必要で、『マスカレード』の社長もその商社の人間に代わる必要がある。
それがイヤなら鬼頭に泣きつくしかないのでは、という間宮の言葉に失望した民子はその場を後にする。
その頃、篠田に呼ばれた久恒は、交通課への異動を言い渡されていた……。
沈んだ顔で店舗へと戻った民子のもとに、米子が現れる。
民子の外での暮らしが見たかったのだと言う米子。
さらに、自分は結婚することになったから、今後は鬼頭の食事の世話も民子に頼むという。
相手を問われた米子は「いい方よ」とだけ答えるが、実はその相手は黒谷だった。
屋敷を出たいという米子に、鬼頭は黒谷と結婚し、この屋敷に住み続けるよう提案したのだ。
その夜、米子に代わって民子が鬼頭に食事をさせていると、突然鬼頭が嘔吐してしまう。
食事に毒物が混入していた可能性があるとの医師の診断に、民子は……。

『けものみち』第5話

2009/08/22(Sat) 06:32
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第5話ドキドキ

秦野が鬼頭になびかない関東高速道路株式会社・香川会長の愛人を何のためらいもなく殺害する場面を目の当たりにした民子。
小滝や秦野らの単なる道具で終わりたくないと、民子は自ら鬼頭の家で知り合った若手国会議員の間宮に接近し、間宮が鬼頭を嫌っていることを聞き出す。
秦野と小滝が総支配室にいるところに、民子がやってきた。
『マスカレード』の事業拡大について相談があるのだという。
ゆくゆくは東証一部上場を目指すという民子に、秦野は鬼頭の協力を仰ぐよう進言するが、『マスカレード』まで鬼頭の所有物にされたくない民子はそれを拒否する。
奈々美が会社の売上金を着服していることが判明した。
防犯カメラが作動している前で堂々と金を盗むあたり、どうやら民子を挑発しているらしい。
民子に呼び出されたものの、不敵な笑いを浮かべる奈々美。
警察に突き出すと言われた奈々美は、あらかじめ呼びつけていた久恒を同じテーブルに座らせ、民子が自宅に火を放った証拠を突きつける!はずが、久恒はなんと奈々美の過去を洗いざらいぶちまけると、横領で逮捕すると言い出した。
民子が訴えないことで逮捕を免れたものの、思わぬ久恒の裏切りに遭い、奈々美は怒りを露にする。
実は久恒の狙いは、民子を放火殺人で逮捕することではなく、彼女の後ろに潜む巨悪の解明にあった。
しかし、自分は癌に侵され余命いくばくもない。
さらに、ひとり息子の中学受験のためにパチンコ店で働く妻・薫を偶然見かけ、ぼう然とする。
一方、秦野は民子が事業拡大を目指していることを鬼頭に相談。
「誰か後ろ盾でもいるのではないか」民子を嫌う米子は疑問を口にするが、鬼頭は表情ひとつ変えず、秦野の話に耳を傾ける。
鬼頭の力は借りないことを民子に改めて念を押す秦野。
と、そこへ久恒が現れ、秦野に聞きたいことがあると外へ連れ出した。
久恒は秦野と鬼頭の関係について探りを入れるが、秦野はこれ以上立ち入らない方がいいと注意を促し、その場を去る。
ふたりの様子を窺っていた光恵は、そのことを民子に報告。
だが、民子への電話を切ると、どこか別のところに電話を入れて……。
その夜、民子は『芳仙閣』を訪れる。
自分に会いに来たのだと思い、借金を無心する初音をあっさり袖にする民子。
そこに間宮がやってきた。
民子は、マスカレードの事業拡大のため、新たな取締役の候補者集めを間宮に協力してもらっていたのだ。
ただ、あとひとり、社会的地位のある人間が足りない。
民子は考えた末、小滝のもとを訪れる。
秦野がいる前で、民子の依頼を引き受け、サインする小滝。
秦野は「自分はこのことを鬼頭に報告しないわけにはいかない」と言い放ち、部屋を出て行く。
残ったふたりは祝杯をあげるため、レストランへ。
「君が何ひとつウソをつかずにいられる相手は俺だけだ」と小滝に言われた民子は、いまの複雑な心情を語りだす。
めずらしく優しい言葉をかける小滝に民子の気持ちが高まったその瞬間、小滝の携帯電話が鳴った。
秦野からの報告を受けた鬼頭が、小滝に会いたいのだという。
小滝はそのことを民子には告げず、急用ができたと店を出る。
だが、残された民子のもとに、米子から連絡が入った。
電話を切った途端、走り出す民子。
一方の米子は興奮を抑えられないようで……。
民子が鬼頭の部屋へとかけつけると、そこには鬼頭に日本刀を喉元に突きつけられた小滝の姿が。
鬼頭に民子との関係を問われた小滝は、自分の女だと答えて……。

『けものみち』第4話

2009/08/21(Fri) 03:40
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第4話ドキドキ

拘留中の連続放火犯が世田谷の民子宅への放火も自供し、捜査は終焉の方向へ。
小滝は戸惑う民子に「もう君は殺人犯ではない」とグラスをかざす。
そんな時、店の入り口にはふたりを見つめる社長令嬢と思しき女性・檜原映子が現れる。
その姿に気づいた小滝は、民子を置いて店を出ていってしまうのだった。
鬼頭の屋敷に戻った民子は風呂場を覗く黒谷をけん制すると、今度は米子と対決。
やはり黒谷に民子を襲わせたのは米子の仕業らしい。
腹をたてた民子は、いつもに増して愛撫される姿をわざと米子に見せつける。
鬼頭に小滝との仲を探るような言葉をなげかけられた民子は、小滝にはフィアンセがいると否定する。
だが、鬼頭は民子が実は心穏やかでないことまで見抜いていた。
一方、久恒は佐久間刑事の報告で鬼頭が政治家をも動かせる陰の実力者であることを知らされる。
佐久間は近づかない方がいいと警告するも、久恒はさらなる興味を見せる。
『ニュー・ローヤル・ホテル』では小滝に案内された部屋で映子がくつろいでいた。
そこに突然、秦野が現れる。
実は映子は社長令嬢などではなく、関東高速道路の香川会長の愛人だった。
鬼頭に逆らう態度の香川に圧力をかけるべく、秦野は映子を殺害する。
その直後、小滝を訪ねてきた民子は偶然にも遺体と対面してしまう。
声を失う民子に、小滝は映子が香川の愛人で社長令嬢ではないことを改めて説明。
映子の遺体はやがて現れた黒谷らの慣れた手つきで搬送されていった。
それにしても映子はなぜ殺されたのか。
民子は小滝に事情を聞くが、明日になればわかるというだけで答えてくれない。
民子はそんな小滝を誘い、芳仙閣へと向かう。
ふたりが初めて出会った白妙の間へと入ると、民子は「好きだったよ、はじめからあなたのこと」と小滝に告白。
行き先のわからない乗り物に乗るより、小滝の女になるだけの方が幸せだったのかもしれない。
素直な気持ちを口にする民子に、小滝も民子への熱い思いを匂わせる。
一方、久恒は病院で病の深刻な状態を告げられていた。
どうやら自らの命の先が見えているらしい。
久恒は妻子には内緒である決意を固める。
鬼頭のもとに、辞任した香川の後任である熊谷と、若手衆議院議員の間宮があいさつにやってきた。
ふたりの帰り際、鬼頭は民子にふたりを外まで見送るようにと指示。
それを見ていた米子は、部屋に戻ろうとする民子に「勘違いしないことね」と厭味をぶつける。
負けずに言葉を返す民子に、米子は思わず民子の頬を打つ。
ふたりは取っ組み合いのけんかとなるが、民子の力には敵わず、むせび泣き始めてしまう米子に、民子は「あなたの座を奪うことなんてしやしない」と言い放ち、何事もなかったかのように鬼頭の寝室へと戻るのだった。
秦野に民子をどうするのかと問われ、言葉を濁す小滝。
だが、秦野が部屋を出て行った後、小滝は冷たい表情で民子からもらったカフスをゴミ箱へと投げ捨てる。
同じ頃、民子は鬼頭の家で知り合った間宮に接近しようとしていた……。

『けものみち』第3話

2009/08/20(Thu) 04:51
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第3話ドキドキ

民子の夫・寛次が焼死した夜、民子が『芳仙閣』の一室で小滝と一緒にいたことを突き止めた久恒は、小滝に話を聞きにやってくる。
民子のアリバイ作りに小滝が手を貸したのではと詰め寄る久恒に対し、小滝は否定するどころか事件当夜は『芳仙閣』へ行っていないと答える。
隣の部屋でふたりのやりとりを聴いていた民子は、久恒が出て行った後、アリバイを証言しなかった小滝を責めるが、久恒が民子の夫殺しを確信していると感じた小滝は、民子にしばらくは個人的な接触は避けようと言い放つのだった。
数日後、『マスカレード』の前をうろついていた久恒は、顧問弁護士だという秦野に追い返される。
仕方なく引き上げた久恒だったが、秦野の名刺にある事務所所在地が『ニュー・ローヤル・ホテル』の一室であることに目を留める。
そんななか、自殺した関東高速道路株式会社の岡橋理事が、自殺の直前、テレビ局へ行くと言いながら『ニュー・ローヤル・ホテル』のロビーで目撃されていたことがわかった。
局へは入ったものの、そのまま通り抜け、ホテルへ向かったらしい。
以後、自殺までの消息は不明。
久恒は改めて秦野の名刺に目を落とす。
岡崎の葬儀会場へと向かった久恒は、慰問客の中に秦野の姿を見つける。
そして秦野と挨拶をするひとりの女に目を留める。
その女に大物らしき面々が次々と頭を下げるのだ。
その女性が立ち去ったあとの記帳には“鬼頭洪太(代)”と書かれていたのであった……。
数日後、『芳仙閣』でなにやら密談する小滝と秦野の姿があった。
民子に情を移すなとクギを刺す秦野の言葉を笑ってかわす小滝。
そんなふたりに、女将の初音は民子の件で久恒がやってきたことを告げる。
民子を心配しているのかと思いきや、最近いい思いをしている民子に嫉妬する初音は、早く捕まって死刑になればいい、と吐き捨て……。
民子の家を放火した容疑者として連続放火魔の男が浮上した。
厳しい取り調べに自供するのも時間の問題だ。
しかし、民子を犯人と確信する久恒はひとり現場へ出かけると、近所の人の証言を集めて着々と容疑を固めていく。
民子は鬼頭に用意してもらった3000万円で高名な宝石業者・オラクルの柏木と取引を試みる。
これで超一流デザイナーの仲間入りだと喜ぶ民子だったが、柏木はわざと安物の宝石を並べ民子を試すなど民子のことをまるで信用していない。
そんな柏木のやり方に民子は屈辱をかみしめる。
その顛末を鬼頭に話した翌日、民子のもとにオラクルの柏木から謝罪の連絡と最高級の宝石が届けられた。
改めて鬼頭の力を思い知る民子。
だが、恐ろしいほどに現実感のない現実に民子は複雑な思いを抱く。
その夜、『ニュー・ローヤル・ホテル』のバーでひとり寂しげに飲む民子の前に、小滝が現れる。
お金の力は絶対なのかと問う民子に、小滝は鬼頭には世の中の常識や通念は通用しないのだと答える。
そこに、久恒がやってきた。
自分なりに想像した民子の生い立ちと犯行動機を語る久恒。
何も答えない民子に代わって、小滝は話をはぐらかすように、事件の夜、本当は民子と一緒にいたが、自分には結婚を前提に交際している女性がいるため、それを公にはできなかったと話すのだった。
その女性は、『ニュー・ローヤル・ホテル』の社長令嬢らしい。
それを聞き、複雑な心情の民子。
数日後、関東高速道路株式会社の重役らが鬼頭家を訪れる。
そんな場でも、民子の名前を呼ぶ鬼頭。
今日は民子は来ない日だと米子が答えようとしたその時、着物姿の民子が姿を現した。
その場を離れるしかない米子。
屈辱的な表情を浮かべる米子に、黒谷が声をかける。
黒谷の運転する車で帰宅する途中、いやらしい言葉を投げつける黒谷に挑発的な態度をとる民子。
駐車場で車を降りた民子に、黒谷が襲いかかった。
だが、民子は近くにあったパイロンを手に黒谷の頭を殴りつける。
悲鳴をあげて倒れる黒谷。
そこに突然、一台の車がやってくる。
車から降りたのは、久恒だった。
警察手帳を目にした黒谷は一目散に逃げていく。
すると、久恒はいきなり民子の唇に自分の唇を重ねて……。

『けものみち』第2話

2009/08/19(Wed) 06:43
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第2話ドキドキ

小滝の言葉に従い、悲惨な生活から脱出しようと夫・寛次を火事に見せかけて殺害した民子。
そんな民子に刑事の久恒が近づいてきた。
久恒を冷静にやり過ごした民子は、改めて決意を固める。
「夫を焼き殺した女が、これからどうなるのか。自分自身を外から眺めることにしよう」と。
鬼頭の力でジュエリーデザイナーとして独り立ちに成功した民子のもとに、寛次の世話を任せていた奈々美が現れる。
見学に来ただけ、とあいさつをして帰る奈々美だったが、その態度はどこか敵意に満ちていた。
民子は秘書の光恵にデザイナーとして雇ってほしいと言ってきたら見習いとして入れてやるようにと指示を出す。
一方、警察では連続放火犯の容疑者が浮上、捜査も大詰めを迎えていた。
だが、民子に疑いを抱く久恒は納得がいかず、単独で捜査を始め、まずは民子が働いていた『芳仙閣』へと向かう。
女将・初音には追い返されたものの、偶然外にいた仲居の美代子から事件当夜、民子が白妙という部屋でひとりの客の相手をしていたことを聞き出すのだった。
そんななか、民子は小滝と秦野に呼び出される。
生まれ変わったように堂々とした態度の民子に、小滝は、秦野が公私にわたる顧問弁護士になることを告げる。
民子は改めて自分を鬼頭の愛人に仕立て上げた小滝らの目的を探ろうとするが、小滝は答えようとしない。
そんな小滝に、「あなたと私は一蓮托生…共犯者ということだけね」とうそぶく民子。
民子が大賞を受賞したジュエリーデザインコンテストで、民子の受賞に強硬に反対していたのが、ジュエリー財団副理事長の結城紗和子であることがわかった。
民子はかつて自分が弟子入りしていた紗和子を呼び出すと、紗和子が持つ銀座のショップを明け渡してほしいと迫る。
敵意をあらわにする紗和子に対し、民子は自分が弟子だったころに、紗和子がデッサンを盗んだ事実を公表すると脅す。
そのデッサンのコピーもあると紙をチラリと見せる民子。
さすがの紗和子も言葉を失い、そこにやってきた自分の顧客にショップを民子に譲ると宣言してしまう。
紗和子と別れた民子の前に黒谷という鬼頭の秘書が現れた。
彼が運転する車で鬼頭邸へと連れて行かれた民子は、中年の身なりのいい男性が、鬼頭にもう一度取り次いで欲しいと米子にすがりつく姿を目撃する。
だが、当の鬼頭はどこ吹く風で今夜も民子を愛撫するのだった。
その夜、久恒は再び『芳仙閣』へと向かう。
裏庭から侵入した久恒は、片づけをしていた美代子から、事件当夜、民子が小滝という男と一緒にいた事実を聞き出すことに成功する。
翌日、民子のもとに初音が訪ねてきた。
刑事が来たが何も言っていないと金を無心する初音に、民子は渋々、五百万円の小切手を差し出す。
それを奪い取るように出て行く初音。
その頃、久恒は奈々美が通う大学にいた。
民子を疑いつつも、それを楽しんでいるような奈々美。
大学を辞めるという彼女に、久恒は自分の目が届くところにいて欲しいと釘を刺す。
銀座に民子のショップがオープンした。
そこに民子のオフィスでデザイナーとして働くことになった奈々美がやってくる。
明るく振舞いつつも、相変わらずどこか挑戦的な奈々美。
そのとき、民子の携帯が鳴った。
米子からの呼び出しだ。
すぐには行けないと躊躇する民子に、「すぐに行きなさい」と秦野が声をかける。
「自分の置かれている状況を忘れたわけではないだろうね」という秦野の言葉に、鬼頭に所有されているに過ぎない自分を改めて思い知らされる民子。
数時間後。
民子が鬼頭の寝室にいるところに、米子が関東高速道路理事の岡橋が雑木林で自殺という記事が載った新聞を持って入ってきた。
「くだらん」と新聞を投げる鬼頭。
ふとその新聞を目にした民子は、写真の男が数日前鬼頭邸で米子にすがりついていた男だったことを思い出す。
改めて鬼頭の恐ろしさに気づいた民子は、鬼頭邸を出た足で、小滝のもとへと向かう。
不安感からか思わず小滝に抱きつく民子。
そのときドアをノックする音が。
ドアの外には久恒の姿があった……。

『けものみち』第1話

2009/08/18(Tue) 05:58
出演者:米倉涼子仲村トオル若村麻由美上原美佐田丸麻紀田中哲司前川泰之長谷川朝晴星野真里吹越満東ちづる平幹二朗佐藤浩市網浜直子吉川史樹

主題歌:中島みゆき帰れない者たちへ

原作:松本清張けものみち

ドキドキ第1話ドキドキ

ジュエリーデザイナーを夢見る成沢民子は、脳梗塞で倒れてから寝たきりの生活を送る夫・寛次を抱え、料亭旅館『芳仙閣』で仲居をしながら生活を支えている。
動くこともままならない寛次は異常に嫉妬深く、民子が旅館で男と遊んでいるのではと疑い、昼間から酒びたりの毎日。
そんな夫に悩まされながら、コンクールに出品するジュエリー作りに励んでいた。
今日も帰宅し、民子の留守中、寛次の面倒を見てくれている女子大生の奈々美にアルバイト代を渡すと、夫とふたりだけの長い夜が始まる。
日々の生活費を稼ぐのに精一杯で、ジュエリーデザイナーとして大成するのかわかったものではない。
出口の見えない毎日に、民子は疲れ果てていた……。
そんなある日、民子は『芳仙閣』の女将・初音に、小滝という魅力的な男性客を紹介される。
何ひとつ詳しいことは明かさず、民子に接近した小滝は、どうやら何かの目的を果たすために民子を選んだらしい。
「ひとつ、行き先のわからない乗り物に乗ってみませんか?」と民子にささやく小滝。
数日後、小滝が総支配人を勤める『ニュー・ローヤル・ホテル』に呼び出された民子は、秦野という弁護士が宝石を買う席に同席させられる。
よく分からない状況に戸惑う民子に、小滝は、これまでのしがらみや過去をすべて消し去る”という条件で、民子を現実という地獄から救い出すと言い放つ。
すべてを消し去る ―― それは、夫・寛次とも別れること。
だが、寛次が簡単に別れてくれるはずはない。
しかし、小滝の「あなたがどうしたいか言いさえすれば、協力する」という言葉に、決意を固めた民子は、ある夜、泥酔した寛次が眠る部屋に灯油を撒き散らし、火を放った……!
その場を後にした民子は、逃げるように『芳仙閣』の小滝がいる部屋へと向かう。
仲居の着物に民子が着替えたのを確認した小滝は、内線電話でお酒の追加を注文。
お酒を運んできた仲居に、民子がずっとこの部屋にいたと思わせるためだった。
翌日、民子の家では現場検証が行われていた。
駆けつけた民子は、捜査中の刑事・久恒から寛次が死んだことを聞かされ、思わず倒れそうになってしまう。
だが、その場にいた奈々美は、そんな民子に冷ややかな視線を向けていた。
さらにその翌日、民子は秦野に連れられ、麻布の大豪邸へと向かう。
だが、秦野は入り口で帰ってしまい、民子は待ち受けていた着物姿の女性、米子に案内され、屋敷へと入っていく。
まず、お風呂へと案内された民子は、入浴後、用意された着物に着替え、米子に案内されるまま、大きな布団が敷いてある主人の部屋へと入る。
あいさつをする民子にゆっくりと声をかける屋敷の主人・鬼頭。
だが、いきなり民子に掴みかかると、布団の上で引きずり回すのだった。
民子の身体をまさぐる鬼頭に、民子は、自分は覚悟をしてこの屋敷にやってきた。
その覚悟を理解してもらえるなら、自分が身をささげてもいいと思える確かなものを見せて欲しいと言い放つ。
数日後、ジュエリーコンクールの会場に、華やかな姿で笑顔を振りまく民子の姿があった。
最終審査の直前に審査員が総入れ替えとなり、民子が大賞を受賞したのだ。
過去をすべて捨てるという約束を破った民子に困惑顔の小滝。
だが、民子は「過去ではなく、未来への始まり」と切り返す。
さらに民子は、都心の高層ビルの中にジュエリーオフィス『マスカレード』を構える。
開店準備の中、窓辺に立ち、東京の街を見下ろす民子。
その眼下には、ビルを見上げる奈々美がいた。
同じ頃、『ニュー・ローヤル・ホテル』には、怪しい笑顔を浮かべる小滝と秦野の姿が……。
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